お米を「数え方」で伝える。
こんにちは。
ごはんフェスを企画プロデュースするhonshokuの平井です。
「ロフトごはんフェス」には、さまざまなお米にまつわる商品が集まります。お米そのものも、もちろん。食べ物ももちろん。そして、食べられない、お米にまつわる商品もあります。
そのうちのひとつ。数え方を伝えるプロダクトデザイン「一粒」からうまれた「数え方手拭い」を紹介します。
大学の卒業制作で、日本語の「数え方」を伝えるためのプロダクトデザインをテーマにし、実際に商品化し販売まで行っているのが「一粒」を手がける森平千尋さん。
今回のロフトごはんフェスでの、商品展示募集は4月末まで行ったのですが、締め切り後にもかかわらず、ぜひ商品をエントリーさせて欲しいと突然メールをもらいました。それが、森平さん。
いろいろ悩みに悩みました。応募期間は過ぎているし、エントリー数も充分すぎるくらいに集まっている。一度は断ろうと思いました。でも、「お米にまつわる商品にスポットライトをあてる」というのは、ごはんフェスの目的でもあり、森平さんからのメールもじっくりと読ませてもらい、じぶんの独断で強引にエントリーを決めました。
こころが動いた理由があります。この「数え方手拭い」という商品には、いわゆる「お米の素晴らしさ」をうたう誇大な表現がなく、うそ偽りのない、見ていて気持ちの良さを感じたのです。じぶんたちとお米との距離を「数え方」というテーマで関わらせる事実。それを「手拭い」という使い勝手の良いものに落とし込んでいること。そのことを、森平さんからもらったメールと、商品画像と、Webサイトの内容をみてすぐに感じました。お米を、肩肘張らずに楽しめる、そんな感じでしょうか。
森平さんは今年の3月に大学を卒業し、4月からWebサイトで「数え方手拭い」の販売を開始。商品として販売しはじめて間もない「数え方手拭い」。これからの活動に、注目していきたいと思います。