COLUMN

亀吉・米農家さんが米Tをつくる想いとは。

Hirai Satoshi
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「表参道ごはんフェス」のときから、「米T」を出品いただいている「亀吉」の小畑麻夫さん。

小畑さんが、米農家でありながらTシャツを作っている想いってどこにあるんだろう?

直接ご本人にうかがってみよう。ということで聞いてみました。


12年前の今頃、僕は毎日田んぼで草取りをしていました。米作り1年目のこと。見たり聞いたりしたことを頭の中で消化して体へと流し込んでいた日々。

作業はすべてが新鮮で時に辛く、時に楽しく、作業が日常に成りきっていないこのころの感情は今でも鮮明に残っています。

田んぼの中ではいろいろなことを考えていました。この田んぼを昔からずっと守り使い続けて来た先人達への感謝の気持ち。今まで何も意識せず口にしていた米に対しての感謝の気持ち。この気持ちを何かで表現したい。

そんな中イメージとして膨らんで来たのが「米T」でした。その年の収穫時である9月頃に形になり、援農に来てくれた友人やお世話になった知人等にプレゼントしました。この時に作ったネイビーのTシャツ50枚が米Tの始まりです。

あれから12年。ロフトごはんフェスの開催により渋谷ロフトで米Tを販売してくださることとなりました。僕も14年間暮らした東京。自分自身もそうでしたが、東京での生活は日常を見失いがちになります。

ごはんフェスを通じて、まずは「米」を通じて日常を意識し、楽しみ、考えるきっかけ作りができればいいなと思っています。そして僕のTシャツを手に取り、「今日は米を炊こうかな」と思ってくれれば嬉しいです。

これまでもNO RICE NO LIFE。これからもNO RICE NO LIFE。米と一緒に生活を、人生を楽しみましょう!

(「亀吉」小畑さんより)


 

米Tは子供用サイズもあって、よくご家族で米Tを手にとって、色やサイズを選ばれていたり、そんな風景を会場ではよく見かけます。

あとうれしいのは、前回の表参道ごはんフェスや、その他のお米のイベントで、米Tを着ている人を見かけたとき。

「あ!米T!」ってつい、声が出ちゃいます。小畑さんの想いがこういう形で少しずつ広がっているんだなぁ、とついつい笑顔になっちゃいます。

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米Tは、7月5日まで渋谷ロフト3階の、ロフトごはんフェス会場にて販売中です。

ロフトごはんフェス会期中、ロフトスタッフさんもみんな米Tを着ています!

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honshoku 平井