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ごはんフェスができること①

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「”ごはんフェス”とワクワクするプロジェクトを一緒にやりたい」
「こんなこと”ごはんフェス”にお願いすることはできる?」

ありがたいことにそういった嬉しい言葉をかけてくださる方が増えました。
昨年から取り組んでいる「ギフトショー」や「ららぽーとマルシェ」もそのうちの一つです。

イベントを行なったり、展示会に出てみたり、デザインのお手伝いをしたり、販路のお手伝いをしたり。
ごはんフェスは様々なプロジェクトを色んな地域や人と行なっています。

 

ごはんフェスの活動については
ごはんフェスができること
に書いてはいるのですが、
主に3つのジャンルに分けられます。

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・イベントコンテンツ
・クリエイティブ
・販売サポート
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先日ご質問いただいた中に
クリエイティブ>パッケージデザインのご相談がいくつかありましたので
今回は事例を交えてご紹介したいと思います。

商品開発プロジェクト「能登輪島米物語」。
このプロジェクトはある一人の熱い想いから、スタートしました。
その方の名前は山本さん。
10年以上前に初めて輪島に訪れた際、
心が休まる雄大な景色と、その時食べた美味しいご飯の味が忘れられず、
ついに移住を決意した、そんな能登輪島愛に溢れる方です。
「能登輪島のお米の美味しさを少しでも多くの人に伝えたい。」
山本さんが語る熱い想いに心打たれ、
お手伝いさせていただくこととなりました。

まずはじめに、
輪島市役所の職員、そしてお米農家の方たちと一緒にワークショップを行いました。
お米農家の方に改めて米作りに対する「想い」や「目標」などを聞いていくと、
「高齢で跡を継ぐ人がいない。農家をやりたい若者を増やせる取り組みにつながれば」
「輪島の観光と組んでいける取り組みにつながれば」といった声が挙がりました。
ただ単純にお米が売れて儲かれば良いわけではなく、
「お米を売るための商品開発が輪島の“地域づくり”に結びついてほしい」
その言葉こそがお米農家の方たちの本音だということが分かりました。

そこで、「必ず白米はおかずや調味料と一緒に食べる」という
お米ならではの特徴にスポットを当て、
能登輪島にある数々の特産品と一緒に販売するという
「競合」を「味方」につける、これまでにない戦略を考案しました。

地元の方とのワークショップを経て生まれたコンセプトは「おかずで旅する輪島のお米」。
1人1人のお米農家の想いをのせた商品作りを意識しながら
お米の販売を通して能登輪島の地域づくりにもつながるようにデザイン設計を行いました。

山本さん、農家の方たちだけでなく、
地元の方々も誇らしげにこの商品を紹介してくださる姿をみて
一緒にやってよかったなと心から思いました。
こちらの取り組みの内容はマイナビ農業でも取り上げていただいたので
ぜひお手すきの際にこちらもご覧ください。

今回の事例では、商品や地域の様々な可能性を探りながら、
商品開発とパッケージデザインのお手伝いをしましたが、
今でも山本さんとは繋がっており、
何かあるたびに連絡を取り合っています。
一過性の関係ではなく、永続的にお付き合いできることは
「ありがたいなぁ。「ごはんフェスの強みだなぁ。」
としみじみ感じます。

これからも”ごはんで楽しく繋がりたい”をモットーに
美味しいごはんと向き合っていきたいと思っています。

もしよろしければ、ぜひ能登輪島物語のサイトも覗いてみてください。